WILD MY THINGS Vol.7

時代のキーマンが愛用しているワイルドシングス。そして2022年シーズンのコレクションから、いま一番気になるワイルドシングスのアイテムを聞く、連載企画「WILD MY THINGS｜わたしのワイルドなシングス」。第7回はシンゾーンのバイヤー、佐藤由記さんが「苦手意識を克服した」という愛用品、そして夏に向けて購入したNEWアイテムについて話してくれた。

「もともとナイロンや化繊を使ったシェルやアウターが苦手だった」という佐藤さん。「2021年の秋冬に別注で作ってもらったヘルメットバッグが、初めて持ったワイルドシングスのアイテムでした。これがとても気に入ったんですよね。そして2022年の春夏に別注でレインパーカを作ったのですが、こちらもすごくいい仕上がりで。生地はナイロンなのに、ツヤがなく高級感のあるマットな質感で、シャカシャカとしたカジュアルっぽさがない。またフードが取り外しでき、ステンカラーのように着られて、いろんな洋服に合わせられそうだと、トライしてみたんです」。

「シンゾーンは『デニムに合う上品なカジュアル』がコンセプトなのですが、デニムにも相性バッチリなうえ、柄モノのワンピースといった女性らしい服にも合わせられる。幅広いスタイリングが楽しめて、ナイロン系アウターの苦手意識を克服できました。また耐水性に優れて、止水テープのシーム処理もされているので、急な雨でも安心感があります。透湿性もあるので、梅雨時にも重宝しましたよ。ショート丈なので、自転車をよく利用するママ世代にもオススメですね。夏場はキャンプやフェスなどで、ショーツに合わせるのもよさそう。レインパーカではワイルドシングスならではの機能、そして女性が重視するデザイン性、その両方を叶えていただいて大満足です」。

佐藤さんは2022 SPRING & SUMMERのインライン、シェルテックデニムのシャツワンピースも気に入っているそう。「デニムのワンピースということで目に留まったのですが、詳しく見てみると、接触冷感、吸水速乾、UVカットなど、デニムなのにいろんな機能がある。これは夏に最適だしおもしろそうと、購入してみました」。

「着てみると、暑くなってきてもホント快適。たっぷりとしたボリュームで体のラインをとらず、誰でも気軽に羽織れるから、いろんな女性にオススメしたいですね。またサイドにスリットが入っていて、レイヤードしやすいのもかわいい。夏っぽいハットやサンダルと相性がいいのも便利ですね。キャンプなどでショート丈のレインパーカと合わせてみるのもよさそう」。

「機能的なデニムなのに、質感と表情もナチュラルで着こなしやすいのがいいですよね。また胸ポケのメッシュの切り替えやループ、身頃にはサイドポケットまで付いていて、アウトドアなディテールを備えたワンピース、という点も新鮮なんですよ」。シェルテックデニムは多彩な機能を備えていながら、デニムならではの色落ちも堪能できる。佐藤さん着用の濃紺のワンウォッシュに加え、より淡いインディゴのユーズドウォッシュ、オフホワイトの3色がラインナップ。1万2980円。