WILD THINGS
WILD MY THINGS 私のワイルドなシングス。 Vol.2

GO OUT|PRODUCER

MITSURU TAKESHITA

WILD MY THINGS Vol.2

アウトドアのおもしろさの一つに
素材や機能美があると思う
時代のキーマンが愛用しているワイルドシングス。そして2022年シーズンのコレクションから、いま一番気になるワイルドシングスのアイテムを聞く、連載企画「WILD MY THINGS|わたしのワイルドなシングス」。第2回は『GO OUT』プロデューサー、竹下 充さんが、愛用品とこれからぜひ試したい、というアイテムについて話してくれた。
竹下さんの愛用品|OWNER’S ITEM
デナリジャケット
竹下さんが見せてくれたのは、「一度は袖を通してみたかった」というデナリジャケットだ。「やはりワイルドシングスの代表作ですからね。使ってみると、考え抜かれたクライマーの意図が伝わってくるようです。創業者の夫婦は、二人とも優れた登山家ですもんね。とにかく軽くて温かく、プリマロフトは水にも強く保温性を失わない。おそらくビレイヤー(斜面を登るクライマーのロープを下で保持して、安全確保を担う人)向けに作られたのだと思いますが、シンプルにムダがなく、じっと極限の状態を耐える温かさと、動きやすい機能性を追求していると感じます。するとシンプルでムダがないから、ファッションとしても合わせやすい。長年、タウンユースのアウターとして人気が定着しているのも頷けますね」。
竹下さんのおすすめは
DOT AIR DENALI SHIRT
2022 SPRING & SUMMERのコレクションに目を通すと、新たな「DOT AIR」シリーズが気になったという竹下さん。「アウトドアシーンではまだ珍しい機能素材でしたからね。僕はアウトドアのおもしろさの一つに素材があると思っていて、新しい素材が出てくると、どうしても気になってしまう。聞けばドットエアは通気性が抜群で、風がすいすい抜けるという評判を聞きました。そこで風が抜けるシャツって、これからの季節にいいなと思ったんです」。
「もともとTシャツにショーツ、サンダルといったリラックスしたスタイルが好きなんですが、いい大人になると、少し気を遣った方がいいかなと思うようになりました。そんなスタイルに、このドットエアデナリシャツをさらっと羽織れば、だいぶ品よく見えるし、風が通って長袖でも涼しい。こういうシャツってなかったし、鮮度ある実用性がいいですよね」。
「代表作であるデナリジャケットのフロントポケットを、デザインソースとして取り入れているのも、ファンには嬉しいディテールじゃないでしょうか? またドットエアは通気性に優れているのに、水を弾いて汚れにくい、撥水性を備えている点もおもしろい。印象はシンプルでも、いろいろと見所の多いシャツだと思います」。東レが開発した機能素材、ドットエアは速乾性と伸縮性にも優れ、シワになりにくいメリットもある。フロントポケットは収納力に優れ、手荷物の携帯にも便利。無地に加えて、オリジナルの花柄デザインも発売中。1万6500円。
PROFILE
竹下 充
GO OUT プロデューサー
アウトドアファッション雑誌『GO OUT』を創刊した敏腕編集長。現在はデジタルサイト / キャンプイベント「GO OUT CAMP」/ ECサイトの指揮も執る。また「TOKYO OUTDOOR SHOW」の実行委員も務めるなど、幅広いフィールドで活躍している。近頃はとりわけゴルフに夢中だそう。
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