WILD THINGS
DAN × WILD THINGS EXCLUSIVE
FALL / WINTER 2025

DAN × WILD THINGS

使い込むほどに味が深まる
特別なハッピースーツ

年月を重ねるほどに、色や質感が変わっていく、その移ろいも“味”として楽しみたい—。身に着ける人に馴染み、共に変化する “長く愛せる一着”を目指したのが、11月末発売のDAN(ダン)とWILD THINGSのコラボアイテムだ。
ファッションYouTuber・ハズムさんによるショップ「バウンドマン」は、ファッションとアニメを融合させた新世代カルチャーショップ。さまざまなブランドやコンテンツとのコラボTシャツなどのプロダクト開発も手がけており、ファッションブランドとしては「DAN」という名前で活動している。

「昔からミリタリーが大好きで、動画でもよく紹介してきたので、WILD THINGSさんとのコラボは念願でした」とハズムさん。

WILD THINGS
DAN別注 LEVEL7 HAPPY SUIT

ベースのアイテムとして選んだのは、2000年代にアメリカ海兵隊のために開発された極寒地用アウター「ハッピースーツ」。

「古着やミリタリー愛好家の間で名作と謳われる、僕も大好きなプロダクトです。これを元に、このアウター1枚で冬のスタイルが完結するような、スペシャルな一着を作りたいなと思ったんです」
WILD THINGSが保管していた希少な最初期のアーカイブをベースに、基本的なシルエットは変えることなくデザイン。「タウンユースしやすいように、取り外し可能なフードをコンパクトなサイズ感に。丈も少し短く調整しました」
今回、何よりもこだわったのは素材。独特のハリ感とヌバックレザーのような起毛感のある、特殊な生地を表地に採用している。
「日本のメーカー・小松マテーレが開発した、ポリエステルとナイロンを超高密度で編んだニット生地で、使い込んでいくと柔らかくなって味が出てきます。レザーやデニムのような経年変化を堪能できる唯一無二の素材。長く愛用してもらえるものにしたくて、この素材を選びました」
この表地は、雨風を防ぎながら湿気は外に逃すという機能を備えたテック素材でもある。さらに中綿には、アメリカ軍のために開発された、あたたかく撥水性もある擬似羽毛プリマロフトを使用。高機能でありながら、自然素材のように風合いの変化が楽しめるアウターが完成した。
ハズムさんのショップは「動画で紹介している服を実際に買える場所が欲しい」との声に応えてスタートしたが、アニメ関連の動画も配信し始めたのをきっかけにフィギュアなども扱うように。少しずつ進化を重ね、今では他にはない独自の存在感を放っている。

「ファッションとアニメの橋渡しができるようなショップになれたらと思っています。いつかゲームセンターを併設したいという野望も。これからも“好き”を形にしていきたいです」
PROFILE
ハズム
DAN Director
ファッションとアニメをこよなく愛するYouTuber。デザイン、歴史、機能性など様々な視点から服を紹介する動画が支持を集める。2018年にセレクトショップ「DAN」をオープンし、オリジナル商品や別注アイテムも制作。「DAN」は継続しつつ、ショップはファッションとアニメを融合させた「バウンドマン」に改名。3Dプリンターで生み出すフィギュア台座なども提案し、活動の場を広げている。 dannakameguro.com
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