WILD THINGS
Nov.1.2022

FALL / WINTER 2022 徹底解説 ミリタリー編

Nov.1.2022

ワイルドシングスのラインナップの軸となっている、アウトドアとミリタリー。2022 FALL & WINTERではアウトドアとミリタリー、それぞれのカテゴリーに分けてKEY PRODUCTをフィーチャーしていく。前回のアウトドアに続いて、本編ではミリタリーをレビュー。

2022 FALL & WINTERはタクティカルギアの根幹となるアースカラーイクイップメントをベースに、アーカイブの新たなリバイバルから、注目のNEWカラー「アイアンブルー」が登場。オリーブドラブ、デザートが核となるカラーリングも特徴で、これまで以上にソリッドで骨太なイメージとなっている。

機能面ではインサレーション(中綿)に注目。代表作であるハッピージャケット、モンスターパーカなどのインサレーションは、アメリカ軍が現行採用しているクライマシールドにアップデート。クライマシールドはプリマロフトに続く次世代の中綿で、軽暖性と撥水性、耐久性が進化している。

ポーラテックを使ったフリースは、いずれも通常のフリースの4倍の防風性を持つウィンド プロを使用。フーディからパンツ、アクセサリーまで幅広いアイテムが揃う点も見所だ。

PERTEX SMOKING JACKET
(パーテックススモーキングジャケット)
PERTEX GUIDE PANTS
(パーテックス ガイドパンツ)

2022 SPRING & SUMMERで大好評を博した3レイヤーの防水透湿シェル、スモーキングジャケット。
デザインソースはアメリカ軍採用のタクティカルウェア。
スタンドカラーにフードを内蔵しており、脇下にはベンチレーションが付属。
防水シェルを硬派なミリタリーデザインで楽しむことができる。
さらに2022 FALL & WINTERではパーテックス シールドエアを採用し、
防水透湿性としなやかな着心地を持つ仕上がりにアップデートがなされている。
同じ素材を使ったガイドパンツはスモーキングジャケットとセットアップで着用可能。
裾にはストリングスが付属し、絞ることで風の侵入を防ぐこともできる。
アウトドアフィールドでアクティブに使える本格派のレインパンツだ。

やや長めのオーバーサイズでレイヤードも自在。
インナーにフリースやベストなどのミドルレイヤーを挟むと、防風×保温の快適な機能を発揮し、
タウンユースでもファッショナブルなコーディネートに。

裾のストリングスはフィールドでの動きやすさと風の侵入を防ぎ、シルエットのアレンジも可能に。
「PERTEX SHIELD AIR」のロゴもアクティブなデザインのアクセントとなっている。

MONSTER PARKA’22
(モンスターパーカ)

米軍特殊部隊に採用されるレイヤリングシステム、PCUレベル7の最強の防寒ギアをベースにした、
ワイルドシングスを代表するミリタリーアウター。
’22モデルはインサレーションにクライマシールドを採用。
ナイロンシェルはよりマットでナチュラルな、シティユースにも合わせやすい質感に。
裏面にはポリウレタンコーティングを施して防風性もUP。
ライニングの背中には、暑いときに袖を抜いて背負えるショルダーストラップを付属し、
新たなアップデートも遂げている。

ミリタリーのレイヤリングシステムで一番外に羽織るコートに由来し、
他にはないざっくりとしたボリューム感がモンスターパーカの着こなしの魅力。
羽織るだけで骨太なスタイルに映える。

HAPPY JACKET’22
(ハッピージャケット)

ワイルドシングスが開発したミリタリージャケットのマスターピース、
ハッピースーツを現代的にモディファイしたハッピージャケット。
モンスターパーカと同じく、アメリカ軍のレイヤリングシステム、
ECWCSのレベル7のアウターで、非常に高い防寒性能を誇る。
’22モデルではインサレーションをクライマシールドに変更。
持ち前の温かさと、ロフト感ある骨太なシルエットをキープしながら、
より軽い着心地にアップデートを果たしている。

左袖にはWILD THINGSのロゴがモノトーンであしらわれた、ベルクロが付属。
ハッピージャケットもコットンライクなナイロンシェルを採用し、
フィールド、タウンコーデを問わずに取り入れやすくなっている。
程よくゆとりあるシルエットで、差し色のミドルレイヤーも活きてくる。

READY PARKA
(レディー パーカ)

ワイルドシングスのタクティカルラインにあったモデルを忠実に再現しつつ、
ボリューム感や着丈をタウンユース向けに改良した2022 FALL & WINTERの注目アウター。
モンスターパーカに似たアウターだが、スタンドカラーに内蔵しない大ぶりなフードが特徴的。
立体的に首周りを覆って防風性が高く、温もりあるニュアンスをもたらしてくれる。

ワイルドシングスのなかでも、とくにボリューム感のあるアウターで、
高い防寒性能とコーディネートにおけるインパクトも見所。
ゆとりあるシルエットを活かして、大胆にレイヤードしたり、
軽い足元でコントラストを楽しんだりと、幅広い着こなしも堪能できる。

MONSTER VEST’22
(モンスターベスト)

2021 FALL & WINTERでも好評のモンスターベスト。今シーズンはスタンドカラーにフードを内蔵し、
すっきりした首周りとフーディ、2つのデザインを楽しめるスタイルに。
インサレーションにはクライマシールドを採用し、ナイロンシェルはコットンライクな質感へ。
機能と着こなしにおいても、新たなレイヤードスタイルが手に入る。

オリーブドラブのモンスターベストはポーラテックジャケット、ツイル 7ポケットパンツと、
ワイルドシングスのアースカラーイクイップメントとも相性は抜群。
アウターとしてはもちろん、ミドルレイヤーとしても活躍する。

POLARTEC JACKET
(ポーラテックジャケット)

アメリカ軍のレイヤリングシステムでも使われる、軽くて温かく、
通気性に優れたポーラテックを使用するワイルドシングスのフリースアイテム。
2021 FALL & WINTERに続き、今シーズンも人気のポーラテック ウィンドプロを採用。
通常のフリースよりも4倍の防風性を誇り、フリースアイテムのウィークポイントをカバーしている。
ミリタリーライクなカラーリングも、フリースコーデが硬派に仕上がる。

POLARTEC HALF ZIP HOODY
(ポーラテック ハーフジップフーディ)

POLARTEC HALF ZIP HOODY – DESERT
SWIFT JACKET – BLACK >
SWIFT PANTS – BLACK >

ポーラテック ウィンドプロを使い、ハイネックのフーディ仕様で風の侵入を遮断。
アウターからミドルレイヤーまで万能に着回すことができる。
裾にストリングスを内蔵し、シルエットをアレンジして着ることも可能。
カーゴパンツといった無骨なパンツとも相性がいい。

POLARTEC EASY PANTS
(ポーラテック イージーパンツ)

ウエストにドローコードを内蔵、ベルトなしで穿けるポーラテック ウィンドプロのイージーパンツ。
ファスナー付きのポケット、膝とバックに立体的な切り替えを加え、アクティブに使用できる。
防風性が高いため、アウトドアシーンからバイクや自転車に乗る際にも活躍する。

W’S MONSTER PARKA’22
(ウィメンズ モンスターパーカー)

ウィメンズシーンでも支持の高いモンスターパーカ。2022 FALL & WINTERは着丈をやや短く、
温かさはそのままに中綿のボリュームを抑えて、より軽くすっきりとした仕上がりに。
メンズモデルと同じく、アメリカ軍が現行採用する次世代の中綿、クライマシールドが採用されている。

W’S MONSTER PARKA22 – DESERT >
POLARTEC ONEPIECE – ICE GREY

メンズよりもハイネックなスタンドカラーを使い、
ウエストのドローコードを絞るとシェイプが加わって、女性らしいエレガントな雰囲気で着られる。
クリーンなアイスグレーもウィメンズだけの注目のカラーだ。

PUFF JACKET
(パフ ジャケット)

軽く保温性に優れたクライマシールドを使い、ミニマルなデザインで仕上げたパフジャケット。
フードが着脱可能な2wayデザインで、よりすっきりとシンプルなスタイルで着ることも可能。
裾のドローコードを締めると、ニュアンスのあるバルーンシルエットに。

PUFF JACKET – ICE GREY >
POLARTEC VEST – DESERT
W’S POLARTEC EASY PANTS – DESERT

ショート丈のインサレーションアウターで、タウンコーデにも幅広く着こなしやすい。
ダウンジャケットと違い、水に強く、イージーケアな点もメリット。
クールで上品なアイスグレーは、マイルドなフリースとコントラストが冴える。


ハッピージャケット、モンスターパーカにポーラテックフリースを合わせる着こなしは、アメリカ軍のレイヤリングシステムと同じセオリー。機能としても快適なうえ、スタイリングでも骨太なインパクトを演出できる。アウトドアカテゴリーのアイテムとMIXしたレイヤードも相性よく、2022 FALL & WINTERはミリタリーのアースカラーに、アウトドアのレトロなカラーを、差し色として使うコーディネートにも注目だ。


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