WILD THINGS

Jan.15.2020

ハッピーの愛称は、
初期型のタグにスマイルマークが描かれていたことに由来する

 のちに夫婦となるジョン・ポーチャード、マリー・ムニエが1981年に設立したワイルドシングス。
アメリカ・マサチューセッツ州の登山家だった彼らは、
冒険から得た経験から「LIGHT IS RIGHT」(軽く、タフでなければならない)をテーマに、数々の名作ギアを生み出していく。
ワイルドシングスといえばルーツのアウトドアギアが代名詞だが、
Vol.3「モンスターパーカ」と並ぶミリタリーウェアの名作も手掛けている。

「HAPPY SUITS」(ハッピースーツ)とは、
最高の防寒性を誇るミリタリーアウターである

 それが「HAPPY SUITS」(ハッピースーツ)と呼ばれるジャケットだ。
ハッピースーツとは、アメリカ海兵隊のレイヤリングシステム、
ECWCS(兵士が天候やシチュエーションに合わせて重ね着をすること)のアウター。
極寒地での活動に対応するレベル7のアウターにあたり、レイヤリングシステムの一番外に着用。
レベル1、2、3、5とベース&ミッドレイヤーを重ね着すると、-46℃にまで対応する。
ハッピースーツはいわばモンスターパーカと同じ役割を果たす、最高の防寒性を誇るミリタリーアウターだ。

 ハッピースーツには機能的なインサレーション(中綿)、プリマロフトが使われている。
プリマロフトは軽量でダウンに劣らない保温性に加え、雨など水に濡れても保温性を失わない、
ダウンのウィークポイントを補うメリットがある。
ハッピースーツは名作デナリジャケットなどからいち早くプリマロフトを採用していた、ワイルドシングスの主導で開発された。
ちなみにハッピーの愛称は、初期型のタグにスマイルマークが描かれていたことに由来する。

ミリタリーウェアの雰囲気を残しながら、
現代的な感覚でモディファイされている

 そしてワイルドシングスは、このハッピースーツをベースにした「ハッピージャケット」をリリース。
モンスターパーカと同様にミリタリーウェアの雰囲気を残しながら、現代的な感覚でモディファイされている。

 表地には洗練されたハリとコシがあるコットンポリエステルを使用。
撥水加工が施されて、水を弾いて汚れにくい機能がある。
中綿は保温、軽量、撥水、柔軟、通気性に優れた、プリマロフト シルバー インサレーションにアップデート。
衿にはフードが収納され、スタンドカラーとフーデッドの2つの顔で着回せる。
左腕には都会的な同色リフレクターによる、WILD THINGSのロゴが加わった。

 ベースのハッピースーツはレイヤリングシステムの一番外に着るアウターゆえ、シルエットはゆったり。
ハッピージャケットはタウンユースに向けてサイズ感を修正しつつ、
ファッショナブルなゆとりあるシルエットで、今の気分にもちょうどいい。

そして高機能なレイヤリングシステムならではの、ミニマルな表情も特徴。
ミリタリーアウター屈指の着回しやすさで、硬派でいながらスマートにコーディネートに溶け込んでくれる。
またボリューム感あるスタンドカラーにニュアンスがあり、ナチュラルに着こなしも絵になる。

さらに大ぶりなフロントポケットのハの字ファスナーは、本作ならではのデザイン。
サープラスや他のハッピージャケットにはない、アイコニックなインパクトも残せる。
近年人気が高まっているハッピージャケットだが、選ぶならオリジネーターのワイルドシングスで間違いない。

2021FWシーズンではビッグハッピージャケットが新たに加わり2タイプで展開。

(左)ハッピージャケット (右)ビッグハッピージャケット

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